田母神前空幕僚長更迭をもう一度良く考えてみる
さて、田母神前空幕僚長の更迭理由は、確か
「政府見解と逸脱している」
ということでしたね・・・
ということで、まずわたしが一番危惧している事は、年末にいくつかのバラエティ色の強い番組に出演された田母神前空幕僚長ですが、どうもこれはTV局が
「自分のところは田母神前空幕僚長をすでに番組に出演させましたよ」
っていういわゆる
「アリバイ的」
なキャストだったのではないかなという部分です。
田母神論文は突き詰めていくと
「憲法改正」
に話が繋がりますので、拉致などと同じで、なるべく深く話をさせたくないという意思がマスコミにはあると思います。
ですので、その数回の出演で幕を引きたいと言うのがTVメディアの本音ではないかなと・・・
しかし、「朝ズバ!」では、そこにいない田母神前空幕僚長に対して、みのもんたは
「田母神が」
と、今時は犯罪者にも「容疑者」という敬称をつけるのに、田母神前空幕僚長には敬称抜きで呼び捨てで批判したわけですので、ここに田母神前空幕僚長は出演して自分の汚名を晴らすチャンスを与えられて当然だと思います。
まぁ、みのは不二家や香川県坂出市の山下清さんの時と同じで、そのときには平身低頭、ゴマをすりまくるだけなのでしょうが・・・・・
で、本題に入りますと、上にも書きましたように、田母神前空幕僚長の更迭理由は
「政府見解と逸脱している」
ということで、ようするに閣議決定されている
「村山談話」
に忠実ではない思想表現をしたなどいう理由でそれをされたわけですね。
そして、政府をはじめほとんどのマスコミや左派系の人間も含めてその更迭を支持したと・・・
では、もしも
「イラク派遣やインド洋での給油活動、今後決定しそうなソマリア沖での自衛隊艦船の活動」
に対して、現役の自衛隊の制服幹部が
「その政府の決定に対して、自分たちは同意できない」
としたら、その幹部を政府は、それを政府見解と逸脱していると言う理由で
「更迭」
するのでしょうか。
そして、その発言をした幹部を、マスコミや左派系の人間も支持するのでしょうか・・・
小林よしのりは月刊WiLLの2月号で、田母神前空幕僚長との対談で
「イラク派遣にしてもただ『とにかく行け、武器は持つな、危ない時には他の国の軍隊に守ってもらえ、でも集団的自衛権は認めない』というだけ。こんなむちゃらくちゃらな事を政治家が言っておいて、何が文民統制だという話です」
と発言しています。
この
「とにかく行け」
「武器は持つな」
「危ない時には他の国の軍隊に守ってもらえ」
「でも集団的自衛権は認めない」
のすべてが、閣議決定をされていたり、法律として成立していたり、内閣法制局で決定していたりする事実であります。
これに
「幹部制服自衛官」
が
「異議を唱える事」
も、すべて、その役職の
「更迭理由」
となるわけですね。
そして、それをマスコミも、左派系の人間も支持すると・・・・・・・・・・・
このブログ記事は