《戦後レジームからの脱却を第一義に!!!》
2008/11/13(木) 午前 9:42
さて、昨日も書きましたが、わたしは先週起きた筑紫死去・田母神論文問題を通して
「日本が今の政治勢力を維持したままでの戦後レジームからの脱却は不可能である」
という事を痛切に感じました結果、大いに悩みましたが、次の選挙での政権交代を、戦後レジームから脱却の第一歩と定義しようではないかと決断しました・・・
先週から今週にかけての、まずメディア・・・特にTVメディアの左翼偏向度の著しさと、それに毒されている日本人がこれほど多かったのかという現実を痛いほど実感させられました。
もちろん、それはある程度は織り込み済みでしたが、まさかここまで酷かったとは思っていませんでした。
まずは筑紫ですが、彼の功の部分を語る人はいても、罪の部分を語った人をたった一度もTVで見る事はありませんでした。
唯一それを示唆したのは久米宏の
「左サイドバック」
という言葉だったでしょうか。
前にも書きましたが、筑紫哲也をある種の
「神格化」
をしてしまおうという思惑があるようにしか思えませんでした・・・
確かにわたしも間違った権力に一歩も引かずに彼が立ち向かっているのであれば、それは評価しますが、NEWS23を見ている限り、決して彼はそうではなかった。
実はたくさんある中で、筑紫哲也のスタンスを非常に鮮明に見せ付けた出来事がありました。
それは、昨年夏の7月16日に発生した新潟県中越沖地震の報道で、NEWS23が他の報道番組をはるかに超える時間を使い報道した事は
「柏崎刈羽原子力発電所の被害による放射能漏れ問題」
でした。
時は、参議院選挙を間近に控え、自民と民主の一騎打ちの雰囲気が最高潮に盛り上がっていまして、この放射能漏れの話は政権与党にとって非常にダメージの大きいものになりました。
それ以前からの年金問題も含めて、結果自民はこの選挙で大敗します。
ここに筑紫哲也の、二大思想が大きく反映しているわけです。
そのひとつは
「原子力発電反対」
で、もうひとつは
「安倍さんに代表される、戦後レジーム脱却思考の政治家の打破」
であります。
しかし、その後のIAEAの調査で、柏崎刈羽原子力発電所は
「安全上重要な機器などに地震による有意な損傷は認められなかった。」「今回の地震は、想定された地震動のレベルをはるかに上回っていたが、安全上重要な機器は予想以上にいい挙動を示していた。こうした内容を国際的な安全基準に反映させたい」「原発には安全余裕度が設けられていて、今回の地震による原発の揺れも許容できる範囲内だった」
とのコメントを発表しましたが、これをNEWS23では全く取り上げておりません。
実は、この期間筑紫はスタジオに顔は出していませんが、この時の報道ほど、NEWS23(TBS)が筑紫の思想に引っ張られた出来事は実は他にないのではとわたしは認識しています。
しかし、筑紫が死んでみんなあの体たらくです・・・・・・
田母神論文問題では、それに至った経緯への問題以前に、これもほとんどのメディアがその論文の論旨自体を否定し、村山談話を日本政府(日本国)のただひとつだけのあの戦争への正式な見解として疑わない現状を見る限り、これは与党も野党もなく、結局現在の政党の枠組み自体が間違っているのではないかなとしか思えないわけです。
こういったことを通じ、この日本国の日本人の思考が、自分では気がつかないうちに大きく左に傾いてしまっている現状を、わたしは別に右に触れさせるという事を望んでいるのではなく、他の独立した民主国家並みの思考に戻したいだけなんですね。
これも前に書きましたが、独立した国家の国民が他国に強制的に拉致された時にとる行動はただひとつです。
それは、軍事力を最大限活用してそれを奪還するということ以外にはありません。
これを言った時に
「それでも軍事力を使うのは間違っている」
という声は、実は平和主義でも何でもありません。
平和主義とは、平和を形成していく主義のはずで、やられた事をただただ我慢するのが平和主義ではありませんし、ただ我慢している先には平和は来ないでしょう。
このままではこの国は確実に滅びます・・・・・・・・・・・
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